ブログ内を検索
SELECTED ENTRIES
CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>
古本市場
twitter
 iTunes Store(Japan) マウスコンピューター/G-Tune アフィリエイトならリンクシェア
CATEGORIES
ClustrMap
なかのひと
NinjaTools
Read this BLOG in English (by Goolgle)
<< 今日の利尻。 | main | Basic Buchering of livestock & game >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
馬鈴薯疫病「菌」でた。
 馬鈴薯疫病「菌」: Phytophothora infestansが今年もお出ましになり、
今年もうちのジャガイモ畑はせいぜい小いもで終了気味。
しかし、早く掘んないとただでさえ少ない収穫がすべて「菌」の餌になる。
来年は畑かえなきゃだめそう。
「菌」としつこく書いているのは、 馬鈴薯疫病「菌」: Phytophothora infestansが真菌でも細菌でもないからである。
((((ストラメノパイル+クリプト藻、ハプト藻):クロミスタ+アルベオラータ)
:クロムアルベオラータ)+その他原生動物):原生動物
このうち、クリプト藻、ハプト藻と同じ系統というのには議論があり、
(つまり、クロミスタという分類群が存在しうるかどうかに議論があり
:今日の日本語wikiでは否定的だけど、tree of lifeの真核生物の項はこれらの間での二次共生藻
類の単系統と、他の証拠もあげて支持している
:英文だけど各分類群の写真が美しいので眺めるだけでもおすすめ。)
(クロロフィルcを持つことがあるのが共通だが、細胞内共生による葉緑体の獲得は頻繁におこって
いるため/しかし頻繁におこったならば、クロムアルベオラータ内で共生藻類の系統が多系統になる
はず。現在の限定されたサンプリングでは単系統なので否定?)
さらにそれらがアルベオラータと同じ系統、というのには議論がある。
今日の日本語wikiでは否定的だけど、今日のtree of lifeはクロムアルベオラータをも支持してる。
Tree of lifeの証拠の方があたらしい(2006-2008の論文)ので、
多分、クロムアルベオラータは存在するんだろう。
Tree of lifeでの系統関係は、Chromalveolates
(((Stramenopiles Alveolates)Rhizaria)Haptophyta Cryptomonads その他)
だから、(ストラメノパイル+クリプト藻、ハプト藻):クロミスタは存在しないが、
大分類としてのクロムアルベオラータが存在する、
ということですな。
こういう論文を暇なとき読みたい。

すくなくとも、
Phytophothoraストラメノパイルである、というのは、絶対正しい。
原生動物である、というのも、多系統群である原生動物界を認めるならば、正しい。
少なくとも、菌界の住人でないから、上記すべては菌と呼ぶよりは正しい。

ストラメノパイルStramenopilesまたはHeterokontとは、コンブやケイソウを含む、
紅草由来の光合成生物を獲得したことにより光合成するようになった、一群の藻類と、
光合成しないその親戚を含む。
その証拠に、ストラメノパイルの葉緑体は、持っていれば4枚の膜につつまれていて、
光合成物質は紅藻と共通である。
光合成しないその親戚に、Phytophothora infestansを含む卵菌類も含まれる。
菌じゃないから、しつこいけど卵「菌」類と呼ぶ。
ストラメノパイルは、すべてセルロースの細胞壁をもち、
すべてキチンの細胞壁を持つ真菌と全く異なる。
ちなみに、真菌とわれわれ後生動物は、後ろに鞭毛を持つ生物:オピストコンタという
単系統群の構成員の一部で親戚であるが、
ストラメノパイルは2本の鞭毛を持つ、それらの内側より遠い親戚である。

ストラメノパイル内では気持ちが悪いことに、
現在の系統関係では、光合成しないストラメノパイルが、光合成する紅藻をとらえて、
光合成するストラメノパイルが生まれた、ことになってるが、
そうであれば、光合成しない生物がわざわざ炭素リッチなセルロースの細胞壁を持っていたことになる。
これが気持ち悪くない人は、例えば貧乏人が貧乏なのにベンツを乗り回してる、
とか、そういう経済的にあり得ない状態を想像してみてほしい。
もしかしてひょっとしたら、
光合成しないストラメノパイルは、光合成する祖先から生まれてたりしないかな?
(それだと、光合成するから余ってる炭素で身を守るのは、実に合理的)
そうだったらおもしろいのになー。

今日のTree of lifeのChromalveolatesの系統樹が正しければ、
それがまさに卵「菌」類、すなわちPhytophothoraにもおこってないといけない。
だって、ストラメノパイルとアルベオラータが親戚で、その外にハプト藻とクリプト藻がきて、
ハプト藻とクリプト藻の獲得した光合成生物と、ストラメノパイルのやつが共通、ってことだから。
いまは全く痕跡も光合成器官をもってない卵「菌」類も、
多分昔ハプト藻やクリプト藻と共通の紅藻由来の光合成器官をもった祖先から生まれている、ハズ。



そんな彼らの来歴とは関係なく、病気はおこり、おこるとうちではイモが食えない。
しかし、「伝承農法を活かす家庭菜園の科学」には、Phytophothoraが真菌(キチンの細胞壁)
ではなくストラメノパイル(セルロースの細胞壁)であるからこそ出来る、
わらをすき込んで放線菌(細菌です。ああ、勘弁してほしいなあ、この和名)を増やし、
セルロースを分解するセルラーゼを増やして防除、という方法があげてあった。
わらなかったからおがくずでやってみたが...
気休めにはなったか?対照区つくってないから分からず。
(だって対照区でわきまくるPhytophothoraを、うちみたいな零細なとこでほっとけないっす)

今年は病兆が出た葉っぱはちぎって遠くに捨てる/焼く
株がかれてきたら抜いてすぐイモ収穫、腐れ茎とイモも焼いてる。
で、なんとか食える部分を増やそうと努めてはいる。
これは気休め以上には効いてそう。
また、株間は広め、通路も広め、畝も高め、も効果あった、かもしれない。
草取りもまめに、は、やろうとおもってたけどできませんでした。
(しかし、去年よりはコントロールしてたと思う)
なにはともあれ、結果は全然採算レベル以下なので、
来年は別の場所に畑をつくってやるしかないだろう。もう嫌。
このままでは1845年のアイルランド人みたくなってしまう...
一応今年、収穫がゼロではないことに感謝しつつ
(ああ、でも種芋代でイモ買った方がきっと安かった?)

やっぱきっちり輪作を組んで防除が一番か?
ああ、病気でなかった一昨年の収量がわすれられない...
とりあえず2つのうち1つの畑では今年イモはつくらなかった。
さて、何年ねせればよいのだろう?
とりあえず、来年イモを作る場所をどっか確保せねばならぬ。

ジャガイモに疫病はつきもの。
通常栽培では農薬たっぷりになる。
耐性種マチルダには、すでに道内にマチルダに感染する系統が広まってるらしい
メタキシラルを含むフェニルアマイド系農薬には耐性「菌」種が広まってるのでもう無駄
魚毒性はC>B>A で強く、
Cなど1ℓ中2mg以下で48時間内にコイが半数死ぬ毒です。

こんなとき、すぐに耐性「菌」がでる抗「菌」剤に頼るのと、
たとえばシスジェニック(種内の遺伝子組み換え)で耐性株を作るのとどっちが楽か、ちょっと悩む。
いやあ、全部なしで済むなら、なしですませたいんだけど。
トランスジェニック(種間の遺伝子組み換え)に抵抗感があるのはわかるけど、
(実際それが自然界の個体群に広まるのを防ぐ手だてがないし、
逆に人間がトランスジェニックしなければ、永久にそうならなかったろうと推察できる)
これだけの被害と防除の手間と金と汚染を考えると、
シスジェニックくらいは勘弁しても?
あ、でもシスジェニックできるなら、気長に交配実験すれば多分そのうち出来るな。

シスジェニックじゃないが交配で疫病「菌」耐性の、
「さやあかね」=北育8号という品種があるらしい。普及するといーなー。






| | 22:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 22:04 | - | - | pookmark |
コメント
ジャガイモ疫病「菌」より強いジャガイモはきっといないのでは...
葉っぱが枯れたら掘り時ですぜ。
野良イモが残ると輪作もできませぬ。

ジャガイモはむずかしいなあ。
一昨年は本当に、なんだ、ジャガイモだけ食って生きていけるじゃん、
と世の中をなめてましたが、そうはなりませんでした。
輪作体系上、次は、麦類か?


小ネギとニラとニンニク、なんぼ増産してもいくらでも使ってしまう我が家です。特にニラが足らぬ。もっと増やしたい。
今年、これからワケギを植えるつもり。

我が家ではハウスでトマト以外の夏野菜が充実してきました。
クウシンサイやツルムラサキみたいな熱帯野菜もあるよー。
オクラとニガウリは去年隅っこにうえたら出来たので調子にのって真ん中に植えてみましたが、今年はまだ花段階。なるのか???
トマトはまだミニが時々食える程度。一瞬でなくなります。
外のズッキーニは優秀です。

でも住宅地の訪花性昆虫不足はしょうがないかもですね。
人工授粉?

でも小さいニワでも小さいならでわの楽しみがありますよね。
プランタ−でもやってます。
ネギ、レタス、ルッコラ重宝。


Adel et.al2005読んでました。フリーアクセスで全文読めてすてき。
やっぱ出版社に飼われてる雑誌には投稿したくねえな。
僕らが慣れ親しんだ5界説を完膚なきまでに崩壊させた論文。
いやー、時代は変わったな。
これからさらに、リザリアがクロムアルベオラータに含まれる論文があるのな。

やー、でもやっぱ論文と雑誌と洋書のある図書館がいるなあ。

| 原 拓史 | 2009/08/20 11:45 PM |
現実逃避のくまをです。
家の庭の植えてもいないジャガイモはどうなっただろう?毎年、掘り起こさずにいたら強いのができるのだろうか?しばらく放置してみよう。
カボチャが受粉せずに花だけが散っていく。。。
7月上旬頃まではハチもチラホラ見えていたのだが、カボチャの花が盛んに咲いている8月にはハチが見当たらない。
とにかく、小ネギとニラをいつでも使えるように増産することにします。菜っ葉類も小松菜以外は成績が良くないです。ムムムーーー
かの本は愛読していますが、なかなか小さな庭では実現できない課題も多いですな。
| くまを | 2009/08/20 3:48 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://haltaq.jugem.jp/trackback/371
トラックバック